
お酒と読書
2025.03.30
最近、お酒を飲みながら本を読むという行為にハマっている。
なぜそんなことをしているかというと、むかし読んだ村上春樹の小説の中にBarでお酒を飲みながら読書するシーンがあったりして、ちょっとした憧れがあったからだ。
これまでも何度かやってみたことがあったけど、アルコールでぼやっとした脳で本を読むと、どうも内容が頭に入ってこない。
次の日に続きを読もうと栞を挟んでおいたページを開いてみると、「ほんまにここまで読んだのかしらねえ」という間抜けな事態が発生してしまうのだった。
そんなわけで、お酒を飲みながら読書をするなんて、私にはとうてい無理だなと思っていた。
だが、最近になって、お酒を飲んでいなくてもどこまで読んだのか分からなくなることは多くないか?と思い至った。
それに、読み終わって数日経ってしまえば、どのみち読んだ内容は綺麗さっぱり忘れてしまうのだから、お酒を飲んでいようがいまいが特に大差ないはずではないか。
私の頭の貧弱さはお酒による記憶力低下を上回るという研究結果を得たことで、安心してお酒を飲みながら本を読むことができるようになった。
今後、趣味などを聞かれた時には、「お酒を嗜みながら読書することかな」という大人の深みを感じさせる(?)レスをしてやろうと企んでいる。
しかし、お酒が強くない私が飲むのはALC.3%のサントリー「ほろよい」なので、あまり様にならないのがすこし残念だ。
まあ、そこは内緒にしておこう。